Bさんとの1年間
Bさんの個別は、昨年5月から始まりました。3学期は、風邪の流行等で回数は減ってしまいましたが、3月の最後の個別で大きな成長を実感しました。
元々、意欲的な児童で、分からなくても、少し難しい課題に何度も食いついてくるタイプでした。
5月時点の課題は、
・6以降の個数を間違えずに数える。
・20までの数唱。(15くらいまでは、概ね出来ていました。)
・視覚的に数を捉える(5までの数を見てすぐ言える)
・5までの数の合成分解
・なんばんめ
ここから開始ということで、「さんすう」の授業の進み具合もお聞きしつつ、また、個別での状況をお知らせしつつ、進めて行きました。
動画「4,5がわかる」「6,7,8,9,10が分かる」などから始めました。始めのうちは、動画のスピードについていけない場面もありました。動画の速さについていけない場面では、一時停止したりして取組みました。その後、2,3回経験すると、慣れていきました。
そこから、順に、「10までのかずの多い少ないがわかる」「5までの物の数が見てすぐ分かる」、「11から20が分かる①」と進めて行きました。この間、数唱は必ず入れました。
6月からは「みかんぐみ①」に取組みました。
年度の最後には、「みかんぐみ7-3」まで取組むことができました。
まだ、足し算など不十分な点もありますが、定着はしていないにしても、分かるところまでは行きました。十分に出来るまでには、今後の練習の積み重ねを期待したいです。
最終回は、総まとめとして、このあたりまでは、大丈夫だろうと思える範囲で確かめを行いました。それと、少しだけ新しいことも。
①「1から20が分かる③」②「みかんぐみ7-3」③「右からなんばんめ」④「3はいくつといくつ」⑤足し算のプリントです。
どれも、楽しく取組み、概ね出来ました。「5はいくつといくつ」も、2月の段階で、概ねできていましたが、まだ、十分に定着していないと思ったことと、間が開いていたので、3でやってみました。10をひとまとめにして数えるやり方は、バッチリでした。新しいことを学ぶと、これまで学んだことも揺れてしまうこともあるでしょう。定着はまだまだと考えますので、色々な新しい課題を進めつつも、継続して毎日短時間これらの課題に取組んで欲しいです、進級しても、土台を固めつつ、前に進んで行って欲しいと思います。