Aさんの初めての足し算

Aさんは、10までの数を確実に数えられます。そして、5までの数は、まだ、一目でとはいきませんが、3秒以内に間違えずに数えることができます。そして、別の場面で「あわせていくつになりますか?」との問いかけに答えることができています。

そこで、担任の先生と相談し、「足し算」に取り組みました。

授業動画 ☆☆☆さんすう「たしざん」がわかるです。

「あわせて いくつに なりますか」の問いかけは、担任の先生のお話によると何度か経験していて、それは、すぐに 答えていました。

「増えるといくつになりますか」のといかけにはとまどっていました。追加で説明をしましたが、その言葉と意味の理解がまだ不十分でしょうか。いくつかの場面で説明をする必要があります。

そして、次に、あわせていくつを式に表すところで、思考することに対して頭の中のシャッターが降りた印象でした。「わからない」と言い、考える気持ちが途絶えていました。「いいよ、初めてだから難しいよね。また、次は分かると思うよと」さらっと流しました。

最後の問題2問も、答えは分かりました。式は、やはり考えてみようという姿勢がありませんでした。「無理」と無言の訴えでしょうか。こちらも、そこは触れず、次回にスムーズに考えられる方法を準備しようと判断しました。

次には、「式の意味が分かる」、「式に慣れる」ということにも、取り組む必要がありますね。