2学期は みんなが大きく伸びるとき

あっという間に2学期が終わり、年末です。

私が退職した後、勤務校では、3学期制から2学期制に変わり、12月には通知表は渡しませんが、きっと、終業式の日は、それぞれ、こんなことができるようになったねと話されたことでしょう。

Eさん、2学期の最終回の授業は、

1、1から40の数唱

2,いくつでしょう(5まで)

3,いくつといくつ(5まで)

4,なんばんめ(左右)

5,動画「すいか組10」

6,時計「何時、何時半」

7,プリント

でした。

数唱は、とても自信を持って、「やる」「がんばる!」と自分から言ってきます。手を使ってですが、30までは、安定しています。3学期は、更に前に進んでいけると考えています。

いくつでしょうは、なかなか一目では4,5は言えません。慎重なのだと思いました。数えて3秒に間に合うのですが。一目と数えるの間をとって、目だけで数えてごらんと指示しました。3学期はそこからです。

いくつといくつは、まっすぐに積み木を並べたところを手でかくすと出来ることも多いのですが、そうでないと難しいです。3学期は、まっすぐをまずして、次にその段階を省いた形をやっていこうと思っています。

なんばんめは、左右さえ間違えなければ正解します。時々、左右を間違えます。左右が定着するように、毎回短時間続けて行きます。

すいか組10の動画ですが、2桁の大きな数から小さくなっていく数字の穴埋めはできませんでした。ちょっと扱うのが早かったようです。

日頃、時計は、「長い針が10のところまで休憩」などの言葉で、生活の中ではなじんでいますが、そろそろ、次の段階に行くべきころかと判断しました。とても興味を持って取組んでいました。

プリントが終わった時、いつも、穴あきパンチで穴をあけて、ファイルに自分で綴じるのですが、初めのうちは、半分に折って印をつけるのが難しかったのですが、とても上手になってきました。ほぼ、一人で、穴をあけて、閉じることができるようになりました。大きな成長を感じました。紙を丁寧に扱うようになりました。

去年、個別を担当したDさん。今年は学年の時間に関わっています。毎回、30分間の個別の内容は、Dさんが行きたいと言ったところに行き、やりたいと言ったことをやる流れの中で、見えたもの、やることの言葉の指導、言いたいことの伝え方などのコミュニケーション面と色々な身体の使い方の経験をすることです。

大まかな流れは、①「くーるくるせんたっき・・・」と歌に合わせて、円盤に乗って回転したり、揺れたりする。②簡易トランポリンで、ジャンプする。始めは自分ではむずかしく、飛べませんでしたが、手をもって、しゃがんで、見せるとまねをして、自分で飛ぶことができるようになってきました。もっとも、お楽しみに一緒にトランポリンではねたりも最後にします。③2学期の最後の方は、壊れて乗れませんでしたが円形のボードに好きな姿勢(座ったり、ねころがったり)したのをロープでひっぱって、玄関まで移動して、途中のクラスの部屋にいる友達の様子を見たり、先生と話したりしながら、玄関の金魚を見てかえってくる。④エレベータに乗って、上か下かの希望を聞いて、上と言えば、屋上に行き、屋上を散策、下と言えば、地下に行き、ブランコに乗る。3階や2階にも行きますが、そのときは、指で3や2を作っています。なかなか手が思い通りに動きませんが、概ねできたらOKです。階段を上ったり、降りたり、スロープを歩いたりもします。最後は図書ホールで、お気に入りの本を読みます。いつも、盛りだくさんです。終わりには、満足そうな表情を見せてくれます。

今年度、週2回の朝の個別を担当しているのは、Fさんです。マンツーマンの時もありますが、教師2,児童3の時もあります。

朝ですので、その後の授業にスムーズに入れるよう、ストレッチを行い、余分な緊張をとり、リラックスできるように心がけています。その後、床に座って、移動を促し、色々な物を、多くの時間を過ごす座位保持椅子からではない目線で見て、興味を持ち、更に移動への意欲を持てるように取組んでいます。また、いくつかの発声があるので、更に広げたいと語りかけたり、歌ったりしています。

3学期の授業と、子どもたちとの時間が楽しみです。