簡単そうで、てごわい基礎 九九
2の段の九九の学習をするための教材を動画学習のページにupしました。
九九は、子どもたちが、学びたいと期待に胸を膨らませているあこがれの課題です。
九九を負担に感じることなく、なんとなく、楽しく学ぶためのやり方としては、大人が唱えるのを復唱したり、一緒に言ったり、児童が一人で言うのを励ましながら聞くのが一番だと思います。気分を変えて、歌で覚えるのもいいでしょう。歌の動画は、視覚で覚えられるよう工夫しています。支援教育では、今日も明日も次の日も、児童に負担にならない程度に繰り返します。動画ページに集めた動画やプリントは2の段の九九の学習に役にたつと思うのですが、よろしければ、使って見てください。
さて、覚えることができた、それで終わりではありません。なんとか、全部間違えずに言えただけでは、出来たとするには不十分です。児童には、もちろん、「できたね!」と共に喜びます。ですが、定着するまで、定期的に唱える。いつでもすぐにいえる状態をキープすることで、使える物になります。これが、基礎でしょうか。プリント学習が出来る場合は、プリントも繰り返し行う。そのプリントも、はじめから難しすぎるものや、量の多いものは不適切だと考えます。基礎的なプリントを動画学習ページにPDFをダウンロードできるようにしましたので、こちらも、よろしければ、使ってみてください。
授業中では、基礎を深めるため、応用の指導ももちろん行います。
おまけですが、小学校の場合でも、九九をしっかり覚えるのにはある程度時間がかかります。特に、6の段から9の段は習うスピードもアップして、苦戦する児童が多いでしょう。このあたりは、予習として、早めに覚えておくと授業を受けるのが楽になります。応用にも目が行くことでしょう。
基礎の話に戻りますが、買い物に行った時、「80円のものを3こ買ったらいくらで、今もっているお金で足りるかな」が分かることは生活を便利にします。九九は、その基礎の基礎の一つの要素ですね。
くれぐれも、九九が十分でないうちに、ちょっとひねった問題の宿題プリントを出すということは避けるべきです。九九が十分にマスターできてからなら、自分で考える余裕ができるでしょう。