Dさんとの初めての個別

これまで、担当したAさん、Bさん、Cさんとは違った教育課程のグループに在籍する児童Dさんの個別を担当することになりました。

日頃のグループ全体や、小さなグループでの授業では関わることも多かったのですが、個別指導は初めてです。

Dさんは、学校内での日常の教師の簡単な指示は分かり、行動できる児童です。登校時、自分のリュックを自分のフックに掛けることもできます。

初めての個別。この日は、トータル30分。

始めの10分は、ストレッチ。

次に「ある、ない」の学習で、iPadの使用も含めて、学習についての様子、出来ること、課題を見ることにしました。

まず、行ったのは、ピンポン球の「ある、ない」です。ピンポン球を私のジャケットのポケットの片方に入れて、「ある?ない?」と問いかけ、そして、チャックをDさんが開けて確認します。「ある」「ない」は、手話をつけて表しました。楽しみながら取組んでいました。「ある」は、私は右手のみで表しましたが、Dさんはなかなか難しく、とりあえず、両手でもOKとしました。

次に、「ある・ないが分かる」の動画です。

見れるかどうか、少し心配していましたが、よく見ていました。動画の進行に合わせて、「ある?ない?」と手話で表し、答えを求めました。1回目は、新しいことの連続で見る比重が大きかったかと思います。1回見終わった後、もう1回見る?と聞くと見るとの答えだったので、もう一度途中までですが、見ました。今度は、手を動かして答える場面が少し増えました。日常の学校生活の中でも、意識して、「ある」「ない」を問いかけつつ、「ある」「ない」を手話で表してくれたらと思います。

ことばも含めて、この時間に分かった様々な課題にどう取組んでいくか、しっかり考えたいと思います。